防犯のアドバイスをする安全・安心を信頼でお届けする サポートショップです。
鍵&錠前の寿命と、長持ちさせるコツとは?
鍵を落とさず無くさず、錠前は丁寧に使って、さてどのくらい長く使えるのでしょうか。さらに、鍵&錠前を長持ちさせるコツについて考えてみましょう。
キーホルダーを付けたり、腰やバッグにつないだりと工夫をしていても、鍵を無くすうっかりミスは後を絶たず…。家族それぞれが管理するたった一つの鍵であっても、どこで無くしたかわからないと、やっぱり不安でシリンダーごと、あるいは錠前ごと交換することが多いようです。
あるいは長年使い続けた錠前も、予期せず別れが訪れます。差した鍵が錠前から抜けてくれない、差せないなどの緊急事態は、忙しい朝に起こればホント最悪!急いでいるのに、鍵屋さんが来てくれるまでその場を離れることができないという不運に見舞われます。
とはいえ、物には寿命があるのも当然。今回は鍵と錠前の耐用年数について考えてみましょう。
鍵の寿命を考えるといっても、ボロボロになるまで使うのはかなりなレアケース。鍵の凹みやディンプルが削れて無くなってしまった!なんて、そんなに使い倒すなんて本望ですが、それ以前に鍵が曲がってしまった、傷つけてしまい使えなくなったという結末が多いようです。他に、最も多い鍵の寿命としては、「うっかり無くしてしまった!」というのが圧倒的に多いとされているようです。
鍵を無くした場合、単純に補充すればよいという問題ではありません。
マスターキーからコピーすればよいとか、鍵の製造番号から再発注するとか、鍵自体を復元する方法はありますが、鍵を知らない人に拾われる恐怖、鍵を使われてしまう不安を思うと、錠前自体を交換するのがおすすめです。
鍵一個の損失で錠前自体の交換につながることに多少の躊躇があるかもしれませんが、しかし最新の錠前システム、最新の機器を使える安心感を思えば、錠前交換に代わるものはありません。多少の出費は安全・安心への投資と、前向きに考えてみてはいかがでしょう。
鍵の紛失よりも錠前の故障であれば、すっぱりとあきらめがつくことかもしれません。
鍵が差せない、差せたけど回らない、鍵が抜けなくなった、というのが多いようですが、いずれもおそらくは錠前の寿命で、錠前を交換すべき状況です。
日本ロック工業会では錠前の耐用年数を一般錠は10年(電気錠は7年)と決めています。
平均所帯人数が3名で一日10回開け閉めしたと想定すると、一年間に約1万回の扉開閉が行われます。なので、錠前は10年で約10万回の開閉を耐えられるように作られているのです。
とはいえ、10万回を下回って故障したからといって保証があるわけではありません。日本ロック工業会ならびに錠前メーカーが提唱する耐用年数が示すのは、取り換え時期の目安。すぐさま錠前を交換する必要があるというわけではありませんが、10年くらいを目途に交換を検討するというのがよいとされています。
保証でいえば、メーカーごとに保証期間が定められており、美和ロックの場合は、設置から2年を無償保証期間と定めています。(ただし使用者の過失の場合を除く)
いつか突然、錠前が壊れて、そのトラブルに対応することを考えれば、設置から10年が近くなったら交換を検討したほうがよいでしょう。もしもの時に備えて予め最適な製品を選んで採用することは、家財だけでなく家族の命をも守る鍵&錠前の役割を考えれば必要なことなのかもしれません。
鍵と錠前に耐用年数を全うさせるためには、どうすればよいか。
鍵を無くさないように管理するのはもちろん、錠前を長持ちさせるには、鍵や錠前それぞれに定期的なメンテナンスが重要です。とくに錠前はピッキングやサムターン回しの他、年々高度化する犯罪に対応するために精密になっていっています。毎日使うものだからこそ、他の精密機械と同じように、日頃のお手入れも考えてあげるようにしましょう。